CoderdojoNagoが立ち上げから9回目を迎えたので。

今朝ひさびさにはてなブログを開いたら、広告が表示されていた おれ。90日間さわっていなかったのか・・・・

最近はなんやかんやあって、去年立ち上がったばかりのCoderdojoNagoに メンターとして関わっている。

んで、それの軽い振り返りをば。

CoderDojoNagoの理想像

これは代表のgnkさんが後で公表するのかもしれない。 俺の出る幕ではない。(ではなぜ書いた?)

座席配置

参考資料↓

会議室のレイアウトや椅子の配置・並べ方!図解で7種類のレイアウトを抑えよう | 会議HACK!

初回より、会場は基本的に名護マルチメディア館で実施。 担当者様のご厚意で、負担少な目での借用が出来た。 以後も様々な方のご協力、ご支援等あり色々な会場で実施を試してきた。

CoderdojoNagoは当初、 教壇と受講者の机が向かい合う「スクール形式」にて実施されていた。 名護マルチメディア館は机が床にガッチリと固定されているタイプだったからね。

この形式でよかったところ

代表のgnkさんが挨拶をばしっとキメられる

発表の時、どこに目線を向けるべきかがわかりやすいため、スクリーンのある会場ではそいつを有効活用できる。

この形式での改善点

参加してくれている子どもたちは、自身の問題を解決するための質問をあまり自主的に行っていなかった。 (子どもたちがまだプログラミング(Scratch)に慣れていなかったか、会場レイアウトの形式ゆえに、当てられるのを待つことが多い形式だったのか、原因は多岐に渡ると思われるので現状特定不可。 )  

会場が大きいゆえにどうしても生じる、子どもたち同士の物理的距離感。同じような課題に取り組んでいたり、別のことだが「おもしろい」と思えるものをやっている子が来ても、他の子が見に来ることはそんなになかった。(もっとも、Dojoのもくもくタイム中なので自身の取り組みにとても集中していた、という可能性もあるが。)      次の会場として、現在CoderdojoNagoのメンバーであるYuiさんが ご自身が経営されている塾を貸してくれた。以下紹介リンク。

yuiken-nago.jimdo.com

この塾を会場として実施したのが、「島形形式(っぽいやつ)」
机4つを一つの島として向い合せたことで、参加する子どもたち同士の交流を促してみた。

この形式でよかったところ

制作中、子どもたち同士の声掛けが多少やりやすくなった。
(常連の子ども同士は実施可能、といったところか・・・・やはり初めてだと緊張は仕方ない)  

この形式での改善点

机の位置によっては発表時、見づらくなる
(プロジェクター投影先と逆向きなところもあったため) 

子どもたちがメンターの位置を把握しづらい。
(上記同様、机の位置によってはメンターを確認しづらい)

あと2か所、あけみおSKYドームと、なごアグリパークのエントランス付近を 会場として使わせていただいた回もあったが、その時は俺不在。 情報連携は受けているが、現場の状況や雰囲気はどうしても把握できない。  また今度行く機会があったらそこの配置についても書こうと思う。

名護マルチメディア館を基本としつつ、様々な拠点を試してきた。 つい先日実施した第9回は、三原にあるヒューマンキャンパス高等学校名護本校をお貸し頂いた。 以下、紹介リンク↓

www.hchs.ed.jp

こちらでお借りした教室は、机がキャスター付きだったため会場のレイアウト変更が大幅に可能だった。
そこで、「ロの字型形式(っぽいやつ)」を試してみた。
(っぽいやつ)と、しているのは2点あり。

  • 会場の教室のうち、ホワイトボードと向かい合っている箇所には机を配置せず
  • ロの字の中央あたりにメンターの座席の島を配置してみた
この形式でよかったところ

子どもたちが外枠から中央を見る構造になるので、メンターがどこで対応していても補足可能。
メンターの位置を把握しやすいため、子どもたち主体の質問が可能に。 メンター自身が作業できるスペースを確保。

この形式での改善点

上記の「よかったところ」を一部達成できていない。想定外の人数が参加することを想定していなかったため、メンターの島に子どもが座ることになった。
成立するための条件が多い。机と椅子の両方が持ち運び可能な場所はそうないような気がする。今回は学校の教室を会場としたからできていた構成だったのかもしれない。

参加してくれる子どもへのアプローチ

第9回を経て、だいたい参加者はこの4つに分類されそう。

① パソコンを触るところからのスタート。
②パソコンは触っているが、プログラミング未経験。(マイクラにおねつな子はこっちに含む)
③プログラミングやり始めたばかり。(Scratch、教育版マインクラフト)
④プログラミングにある程度触れてきて、いろいろ試しに触っている。(Progate触っている子はこっち)

今のところ、「これをマスターする or した」というような、 特定分野に特化しているような子どもは見かけていない(おそらくこれから出てくる)
そうした子どもが出てきたとき、果たして現役のエンジニアでない俺に何ができるのだろうか・・・・

①と、②のタイプをよく見かける。
しかし、① の子どもに接すると、時たま 「タブレットではScratch触っているけど、パソコンは初めて触る。マウスってなに?」のようなパターンが現れる。

令和時代の小学生はタブレットからIT導入になり、パソコンを知らない子がいるのかと驚かされる。  

この2タイプの子どもたちは、「プログラミングとは何か?」というところから始まるため、分からないことが分からない。
そこで、別のDojoから頂いたテキストを利用しているのである。

③、④タイプの子どもたちは、親御さんのご協力あってか、本人の興味ブーストあってか、自分の取り組む課題を自分で見つけて自走している傾向にある。
この時気を付けたいのは、Dojo内の子どもたちを見て回っている際、自分の課題に取り組んでいるが自分の想定した取り組み方でない場合、つい助言のような誘導をしがちである。
(第9回でちょっとそれっぽいおせっかいをしてしまった・・・・。)

こちら側の思い込みで、子どもたちを邪魔しないように心がけたい。
テキストを持ってきている子がいても、その着手順や読み方なんてその子の自由でいい。
CoderDojoの憲章には、「CoderDojoは公園のようなものである」という内容がある。
公園に遊び方をレクチャーする必要性は低い。
こちらは、「何か困った時に発生した質問を、親御さんが回答できなかった場合、もしくはこちらに直接投げられた質問」に回答するだけでいいのでは、と思った。

振り返りにしてはずいぶん雑だが、第9回までのCoderDojoNagoはまあこんな感じ。

今後も伸びていくことを期待している。